こんにちは。
今日は、開店15周年を迎える今年最初の展示会のご案内です。
2月8日(土)〜 15日(土)の期間
兵庫県神戸市で作陶されています山本 直毅さんと奥様の綾子さんお二人の展示会を開催いたします。
先日、新年のご挨拶も兼ねて山本さんの工房へお邪魔してきました。
既に展示会に出品して頂く作品がいくつか完成しており、皆さんより一足先に拝見させて頂きました。
定番のマグカップやお皿、植木鉢もありましたよ。
この日は、せっかくなので…と、制作の様子も見学させて頂きました。
土を捏ねるところから、轆轤を挽いて成形し、白化粧を掛ける様子まで、
作品が出来上がる要所要所を少しづつ見せて下さいました。
轆轤を挽いて成形する様子は、ものの数分で大きな器が出来上がっていきましたが、
これがまぁ〜〜難しいのです。
私も陶芸教室で轆轤を体験させて頂いた事がありますが、力の入れ具合がとても難しく、
少しの力加減の違いで厚みや形が変わってしまい、特に厚みを均一に作るのは難しかったです。
また、ゆっくり丁寧に…と思っているとどんどん土が乾いていくので、
乾かないうちに早く形を整えなければならず、これもまた難しかったですね。
陶芸教室での体験を通じて、同じ形を素早くたくさん作るというのはかなり難しく、
多くの努力と経験が必要だということが分かりました。
山本さんの器は「粉引」という技法を用いて
始めから使い込んだようなアンティークな風合いに仕上げられているのが特徴です。
素地の上から白化粧と呼ばれる白い泥を掛け、その上から釉薬を掛け焼成します。
「粉引」というと白い器を思い浮かべる方が多いと思いますが、
このような風合いの粉引もあるんですよ。
面白いですよね〜。
きっと多くの試行錯誤を繰り返し辿り着いた作風なのだと思います。
工房の棚にはテストピースがたくさん並んでいました。
山本さんの作品は、白い粉引とはまた違った独特の風合いが魅力です。
展示会の時にはたくさんの作品が並びますので、ぜひ色々とお手に取ってご覧頂き、
お気に入りを見つけて頂けたらと思います。
初日は、直毅さん綾子さん共に在店して下さいますので
ぜひこの機会に色々とお話ししてみて下さい。
【山本 直毅・綾子 二人展】
日程:2025年2月8日(土)〜 2月15日(土)
定休日:2月12日(水)
時間:11:00〜18:00
作家在店日:初日 2月8日(土)